中学3年生 修学旅行 平成19年7月4日(水)〜7日(土)
見聞を深める充実の旅となりました

 中学3年生が、3泊4日の東北方面の修学旅行に行ってきました。旅先では、世界自然遺産の白神山地のトレッキング、歴史ある寺院の見学、郷土料理などから、見聞を深める充実の旅となりました。
 まずは新幹線で八戸へ向かい、焼山で南部せんべい鍋の昼食をとりました。南部せんべいを割りながらお鍋に入れて煮込み、初めての食感を楽しむことができました。その後は、奥入瀬渓流の涼しく薄暗い感じのする中を、マイナスイオンを浴びながら散策しました。銚子大滝の、ダイナミックな流れには、見とれてしまいました。貸切フェリーでの十和田湖遊覧では、その水の特有の深い色合いに感動しました。乙女の像の前での記念撮影も良い思い出となりました。
 2日目は、雨の白神山地トレッキング。レンジャーさんの案内により、道から外れたところに蓄積したブナの落ち葉のやわらかい感触、降雨時の雨水がブナの幹を流れ落ちる樹幹流、それに立ち込めているもやは、霧ではなく雲であることなどを教えていただきました。雨により、自然界の奥深さを、なお一層感じることができました。この日の夕食では、きりたんぽ鍋に舌鼓を打ちました。
 3日目は、岩手に移動し宮沢賢治記念館の見学、遠野ふるさと村では、ひっつみ汁の昼食、囲炉裏を囲み、語り部のおばあさんから民話を聞きました。語り部さんの東北弁は、あえて言葉の意味が説明されず、各々の解釈にまかせるということで、みな想像力を広げながら熱心に聞き入っていました。この日の夜は鹿踊りを鑑賞しました。
 最終日は、高村光太郎記念館、中尊寺、毛越寺をまわりました。中尊寺の金色堂、宝物殿は特に印象深かったようです。
 こうして無事に終了した修学旅行ですが、今後は、各日の行程をクラスごとに割り当て、そこから6つのテーマを定め、夏休みに各自で担当となったテーマを掘り下げ、レポートにまとめることが課題となります。そして、学園祭の展示発表へとつなげていきます。
 


きりたんぽやひっつみ汁など東北ならではの郷土料理に舌鼓。写真は、南部せんべい鍋をいただいているところです。
奥入瀬では、奥深い自然の力に癒されました。
 
貸切フェリーでの十和田湖遊覧。日本で3番目に深い水深の湖面は、何とも言えない深い色合いでした。
世界自然遺産の白神山地トレッキングには、1・2年次の総合的な学習の集大成として、臨みました。
岩手県に伝わる鹿踊りを鑑賞。ホテルを発つ時には、お見送りをしてくださいました。
どの見学地でも熱心にガイドさんの説明に耳を傾ける姿がみられました。マナーをよく守り、思い出深い修学旅行となりました。